
ふと、股下から空を見る。
桜の木の蕾が、青空を背景にもじゃもじゃしていた。
春麗か(うららか)。
桜の木の蕾が、青空を背景にもじゃもじゃしていた。
春麗か(うららか)。
【生年月日】 1980年2月13日 31歳 【出身地】 埼玉 【現在地】 埼玉 【職業】 迷い中のシンガー・ソングライター 【歌いはじめ】 10歳の時に父との別離があり、それから母と兄2人で身を寄せ合って生きてました。母の夢がペンションをやることだったので「じゃあ私がシェフになる」って、料理を習ってたんです。高校卒業後には家族で長野に引っ越して。でも長野にいる時に「どうしても歌がやりたい」と思って作曲を始めたんですよね。 二十歳の時に、デモテープがある事務所に引っかかって東京へ出て来ました。 影響を受けたのは、映画「天使にラブソングを」と宇多田ヒカルさんです。 【歌を続けるということ】 ひとりでライブに出れるようになりたくて、弾き語りのピアノも一生懸命練習しました。始めのうちは自分の曲の伴奏を友達や知人に頼んで歌ってて。 自分で譜面を起こせないから、スクールの先生にコード進行とアレンジを付けてもらって、自分で弾き語りライブをするようになったのは26、7歳くらいの時だったかな。 バイトから夜帰ってきたら練習して、ライブに出て、人呼んで、人のライブにも「呼ばれたから、行かなくちゃ」って行ったりして。当時は、人に頼るのが苦手で「これ譜面に起こして!」って言うことに気を使ったりしてて。今思うとひとりの力では無理なんですけど(笑)、なんかそういう毎日に疲れちゃって、2009年の11月に「もうこのライブを最後に歌を辞めよう。」って思ったんです。歌う意味も、目指してるものも何も分からなくなっちゃって。情熱がなくなっちゃったなぁって。 でも、不思議と「歌を辞めよう」って思ってると必ず誰かに引き止められるんですよね。「そんなこと言うなよ。歌ってくれよ。」「いいから歌え!」とか。「お前なんか、才能ないから辞めちまえ!」って言われた方がどんなに楽かって思うこともある。「私の年齢知ってんの!?」って言い返したくなったり(笑)。 家族は続けることも辞めることも反対しないからそれが逆に辛くて。でも「最後にここ受けてみれば?」って母に進められて、養成所を受けて、今そこに居ます。もちろん働きながら! 養成所では演技を始めて。で、演技のオーディションで「あなたはやっぱり歌の人ですね。」とか言われたりすると「ちくしょー!」って燃えて(笑)。母が営業とかでバリバリの人だったから母親譲り?(笑)。 結局うちは家族離れられなくて、今はまたみんなで埼玉で暮らしてるんですよね。家族が居ないと生きていけないって思う。 2010年の秋にとある公演のお誘いを受けました。「あゆちゃん、歌って!」って。 「私、今カラッぽだから、何も歌えない。」って言ったら、「むしろそのまま歌ってほしい。」って言ってくれたんですよね。だから今繋がってるのはその細い糸だけ。それだけで私、歌ってます。 【最近の心の様子】 ず~っと「がんばらなきゃ!忙しい!」って思いながら生きてきたから、これまであんまり恋愛してなくて。恋愛の衝動を押さえちゃうんですよね。でも表現するためにも(歌うためにも)恋愛しなきゃ!って思ってます。できるかな。 閉ざしてた心が、また最近開いてきたんですよね。 昔は人と会っても家に帰って来たら「あぁ、今日も喋りすぎた。」ってすごく疲れたりしてたんですけど、最近は気持ちがいい。帰っても元気。 公演が終わった後、自分がどうなるかは分からないんですけどね(笑)。 ———————————- ●手相診断 家族との絆をしっかり結びつつ運命が発展してきた跡がくっきり。ただ、10代半ばですでに自分の世界に気づき、並行して育ててきた跡もくっきり。そしてその運命線は、この先長く長く真っすぐ一本の線として立ち上ってました☆ 実月あゆ(本名:羽鳥亜由美) 実月あゆblog Twitter
それは突然の出来事。 地震が起きたのだ。 やがて夜がくる。そしてまた朝がくる。 また夜がくる。でもまた朝がくる。 繰り返せる限り、繰り返す。