2010 / 9 / 1

34歳 ♯SUJI TAP~炎を絶やさぬ男

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【生年月日】
1976年2月22日 34歳
【出身地】
熊本県
【現在地】
東京都中野区

【職業】
TAPダンサー
【TAPイベント「足音」】
もともと中学生のときにダンスを始めて、ソウルとか、ロックとかを踊ってたんだけど「コットンクラブ」という映画がきっかけでTAPを始めました。ブラジルに渡ったときにカポエラのフォーダーという伝統儀式を見て、「毎週続けてやることのすごさ」に感動して、TAPダンスのイベント「足音」を始めました。
【異文化・世代の差を消化】
親父から「アメリカで生まれたダンスを日本人がやってもかなわないよ。」と言われたりして「勝つとか負けるとか、そういう思想は何で生まれるんだろう?」と疑問に思ったんだよね。それで日本の歴史を調べたんです。そしたら親父たちの世代は戦後の“負けの歴史”を色濃く背負って生きてる世代だってことに気づいたんです。だから親父と自分の思想の差は世代の差によるものなんだなってことに納得しました。まぁ、親父がそうやって言ってくれるのも、心配してくれてるからこそだしね。
TAPダンスは外国で生まれた文化だし、もちろんアメリカ等への尊敬の念はある。でも、ダンスは自分自身のもの。自分はダンスで何が出来るんだってことを考えて取り組んでるかな。
若い人たちも、社会や環境に納得がいかないことがあったら、「何でそうなんだろう?」ってことを調べたほうがいいと思う。
【ソロ活動について】
二十歳の時に、自分が思い描く未来になってなかったら30歳で振りだしに戻そうと決めてて、その通りにしました。ソロ活動を始める前は色んなスタジオでレッスンも持ってたし、生活する上では何の問題もなかったけど、それってどうなんだろうなって。「色々美学を振りかざしているけど、お前は本当にその通りに生きているのか」って自問してね。ソロ活動を始めることで、ダンスをやることの意味とか、親父のこととか、色々吹っ切れたかな。
【幸せなこと、将来の夢】
今幸せなのは仲間が笑顔でいること。もう「自分が、自分が、」ってのじゃなくなったよね。
将来の夢はこれから自分の家族、子供を養っていくこと。奥さんや子供に迷惑をかけないようにね。こういう堅気じゃない職業で、自分の美学を持って、それでも家族をちゃんと養っていくってことが自分にとっての使命だと思ってる。結局一番シンプルなことだけど、それが自分にとっての夢かなー。
【炎のタトゥー】
入れたのはソロになって、NYでです。ふと周りを見回したときに、自分の職業は堅気じゃないなって感じて。それでも熱く燃えて生きていこうって決めて、「燃えるってことは文字通り“ファイヤー”かな、ずーっと燃え続けるために腕に一周して入れてくださいっ」てんで。
自分に負けそうになった時は、このタトゥーを見て、励まされもするだろうし、自分の中にある弱さと強さを受け入れて生きていこうって思ってます。

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●Y取材者コメント
足音3周年イベント時に取材させていただきました。タップダンサーの、タップではない部分がそのままタップに出てくるのだなぁと思いました。

【NAME】SUJI TAP
 SUJI TAP OFFICIAL WEB SITE